相続人がいないときの手続き

人が死亡すると相続が開始しますが、相続人がいない場合、相続財産はどうなるのでしょうか。

死亡したかたの財産関係について、何らかの利害関係があった人はどうすればいいのでしょうか。

 

最近はひとり暮らしのかたも増えて、おひとりで亡くなるケースも増えているのではないでしょうか。

後見実務や、相続財産管理人、不在者財産管理人経験者のお話を聞くと、これからは相続人がいない・わからないケースはどんどん増えていくのかなと思います。

 

民法は、相続人がいない場合、相続財産が帰属主体を明らかにするため相続財産を法人とみなします。そして、相続財産管理人を選任し、相続財産の管理をし、清算していきます。

相続人も探しますが、もし相続人がいない場合、相続財産は特別縁故者に分与されます。

そして、残った財産は国庫に引き継がれることになります。

 

例えば、一人暮らしのかたが亡くなると、いろいろと問題がでることも。

アパートやマンションの場合、異臭が出たり、建物に損害がでることや、発見されるのが大きく遅れると、警察でも誰が亡くなったか特定できないこともあります。

そういった場合は、不在者財産管理人を選任し、7年後失踪宣告をして、本人死亡とみなすまで財産を管理することもあります。

 

1人暮らしのかたは、近所のかたと関係をもち、地域のネットワークを築いたりするといいのかなと思います。

また役所(社協含む)専門家や、郵便局や、会社が見守りサービスを実施していたりするので、利用するのも一つの手です。

 

老後に関して、私がお手伝いできることは、遺言、任意後見や見守り契約など、ホームロイヤーとして寄り添っていくことでしょうか。

そこに心の通い合いが必要なので、人と人との相性の問題はあると思います。